私の醜さと、私の汚さは、変えがたいものだけど。
 私の卑屈さと、私の矮小さは、変えがたいものだけど。

 原稿用紙とルーズリーフと大学ノートの上に踊る文字に
 きっとそれは何も映らない。

 そこでは、良きものはただ良く、
 美しいものはただ、それだけが美しい。

 勝ち負けはない。そこに。

 そして誰もいない。

 負けてもいいと思いたい。誉められなくてもいいと思いたい。
 それはきっと無理だとしても。
 良いものを書きたい、ということが。
 なにものにも勝ればそれでいい。

 目を閉じて書こう。できることなら。
 ちゃんと私の心を書こう。どうか真摯に。まっすぐに。
 ひかりと夢をえがきたい。

 だれもいない場所で物を書きたい。いつか誰かに、見てもらうために。

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