あたしが今の旦那様を選んだ時に
美しい人が静かに言ったのさ。
「きっと書く量は減るよ」
彼女の理由はこんな風。
「だって満たされてしまうもの」
ばかね、とあたしは思うのだ。
可哀想なひと。
恋に魂を売るなんて。
あたしもばかで可哀想な人だから
別のものに、魂を売っただけよ。
美しい人が静かに言ったのさ。
「きっと書く量は減るよ」
彼女の理由はこんな風。
「だって満たされてしまうもの」
ばかね、とあたしは思うのだ。
可哀想なひと。
恋に魂を売るなんて。
あたしもばかで可哀想な人だから
別のものに、魂を売っただけよ。
たけだくんのはなしをしよう!
2007年1月8日 雑記 たけだくんのはなしをしよう!
たけだくんはあたしのおともだち。
おともだちちがった。あたしのしりあい。あたしのしっているおとこのこ。
小学校でであった、あたしたち。
であったなんてきはずかしいわ。
ただのくらすめいと。ただのどうきゅうせい。
たけだくんて
まじきもい。
どういうところがきもいかっていうとねー
ぜんたいてきに。
じゅぎょうちゅうにね、つくえのうえにつっぷしてるっしょ。
せんせいに「たけだどうした」っていわれるっしょ。
たけだくんこたえるわけよ。
「生理痛です」
マ ジ ム カ ツ ク !!!!!!!!!!!!!
おま!
せいりつうのいたみを!
知ってからいえそういうことは!!!!!!!
たけだくんもう、じょしからそうすかんよ。
まじきらわれたわよ。
でも、もとからそんなすかれるタイプではなかったんね。
すかれるタイプではなかったんけど
たけだくん
勉強ができた
たけだくん
サッカーもできた
ぶっさけ小学校でこのふたつクリアしてりゃ
しょうじき顔なんて
どうでもいいっすよ(まあそれでもげんどがあるがね!)
たけだくん中学校でいっちょまえにかのじょつくっておったわ。
なかせておったわ。おんなのてきめ。
あたしとたけだくんのかんけいはー。
うんとびみょう。
きらいじゃなかったけど。
きにくわないやつではあったね。
きにくわないやつではあったけど。
きらいじゃなかったね。
そんでたけだくんは、県でいちばんの高校いったわさ。
あいつばかね、高校入試に肺炎おこして
でもこんじょうで受けにいって
かえってそのまま入院さ。
でも、やっぱこんじょうはこんじょうやね。
うかったわ。
あいつ、かっこういいなって、あたしそんとき、はじめておもてん。
それから年月はたつわけっすよ。
もう10ねんとはいわんが、5ねんはたったね。
ハタチの同窓会よ
成人式ってやつよ。
たけだくんあらわれるっすよ。
いやあ
いいおとこになっちゃってまあ。
あきれますわなあたくし。
まあ、あたまのいいおとこがあたまのいい高校いって、それでもちょっと失敗したようだけど、金のかかる医科大学いってだな。
年月とともにやさしさだってもちあわせて。
あーあー。
いいおとこになったねあんた。
よかったわ。
あえて。
成人式の二次会で、飲み会で、あたし酒が好きだから隅っこに座ってさ。
ぼんやり周りの騒ぎを眺めていたのさ。
「どしたの」
そういってあたしの目の前に座ったねたけだくん。ばかめ。サシ飲みみたいになってやんの。
がんばってるみたいやんね。彼女もおるっしょ。
曖昧にたけだくんは笑ったさ。それね、YESさね。
いいんよ。安心した。男が優しくなるのは、見てて嬉しいもんね。
「聞いたよ、小説書いてるんだって?」
そんなん言うなや。恥ずかしいやろ。
高校ん時の話さ。もう何年も前さ。賞もらったっていってもね、名誉だけよ。本出させてもらえない賞に、何の価値があるってのよ。
「でもまだ書いてるの?」
そりゃね。
ずっと書いてますよ。
「へえ」
たけだくん笑ったのさー。
「本でたら、買ってやるよ」
なんてそんな、格好良いこと言うわけ。
ばかめ!!!!!!!!!!!!!!!!!
あたしちょっと照れちゃったのさ。格好良いこと言ってかえさなきゃって思ったのさ。
「本出たら送りつけてやるよ!!」
そう言ったさ。ただの、売り言葉に買い言葉だけどね。
たけだくんわらったね。
信じたのか、信じなかったのか、は、わからないけどさ。
ねえ、たけだくん。
今、あたしは、
作家になっています。
あれだけ願った、作家業に、どうにか、足を踏み入れています。
出版社のある、東京のとある駅に降りるたび
すぐそばに、ほんとうに運命みたいにすぐそばに、
あなたの通う、医科大が見えます。
あなたはまだ、あたしの言葉を覚えているでしょうか。
飲み会の席の、あんな勢いだけの、言葉を。
あたし、貴方に、本を贈りたいです。
あなた、あたしの本を見て。
「マジかよ」
なんて。
笑ってくれるかしら。
たけだくんはあたしのおともだち。
おともだちちがった。あたしのしりあい。あたしのしっているおとこのこ。
小学校でであった、あたしたち。
であったなんてきはずかしいわ。
ただのくらすめいと。ただのどうきゅうせい。
たけだくんて
まじきもい。
どういうところがきもいかっていうとねー
ぜんたいてきに。
じゅぎょうちゅうにね、つくえのうえにつっぷしてるっしょ。
せんせいに「たけだどうした」っていわれるっしょ。
たけだくんこたえるわけよ。
「生理痛です」
マ ジ ム カ ツ ク !!!!!!!!!!!!!
おま!
せいりつうのいたみを!
知ってからいえそういうことは!!!!!!!
たけだくんもう、じょしからそうすかんよ。
まじきらわれたわよ。
でも、もとからそんなすかれるタイプではなかったんね。
すかれるタイプではなかったんけど
たけだくん
勉強ができた
たけだくん
サッカーもできた
ぶっさけ小学校でこのふたつクリアしてりゃ
しょうじき顔なんて
どうでもいいっすよ(まあそれでもげんどがあるがね!)
たけだくん中学校でいっちょまえにかのじょつくっておったわ。
なかせておったわ。おんなのてきめ。
あたしとたけだくんのかんけいはー。
うんとびみょう。
きらいじゃなかったけど。
きにくわないやつではあったね。
きにくわないやつではあったけど。
きらいじゃなかったね。
そんでたけだくんは、県でいちばんの高校いったわさ。
あいつばかね、高校入試に肺炎おこして
でもこんじょうで受けにいって
かえってそのまま入院さ。
でも、やっぱこんじょうはこんじょうやね。
うかったわ。
あいつ、かっこういいなって、あたしそんとき、はじめておもてん。
それから年月はたつわけっすよ。
もう10ねんとはいわんが、5ねんはたったね。
ハタチの同窓会よ
成人式ってやつよ。
たけだくんあらわれるっすよ。
いやあ
いいおとこになっちゃってまあ。
あきれますわなあたくし。
まあ、あたまのいいおとこがあたまのいい高校いって、それでもちょっと失敗したようだけど、金のかかる医科大学いってだな。
年月とともにやさしさだってもちあわせて。
あーあー。
いいおとこになったねあんた。
よかったわ。
あえて。
成人式の二次会で、飲み会で、あたし酒が好きだから隅っこに座ってさ。
ぼんやり周りの騒ぎを眺めていたのさ。
「どしたの」
そういってあたしの目の前に座ったねたけだくん。ばかめ。サシ飲みみたいになってやんの。
がんばってるみたいやんね。彼女もおるっしょ。
曖昧にたけだくんは笑ったさ。それね、YESさね。
いいんよ。安心した。男が優しくなるのは、見てて嬉しいもんね。
「聞いたよ、小説書いてるんだって?」
そんなん言うなや。恥ずかしいやろ。
高校ん時の話さ。もう何年も前さ。賞もらったっていってもね、名誉だけよ。本出させてもらえない賞に、何の価値があるってのよ。
「でもまだ書いてるの?」
そりゃね。
ずっと書いてますよ。
「へえ」
たけだくん笑ったのさー。
「本でたら、買ってやるよ」
なんてそんな、格好良いこと言うわけ。
ばかめ!!!!!!!!!!!!!!!!!
あたしちょっと照れちゃったのさ。格好良いこと言ってかえさなきゃって思ったのさ。
「本出たら送りつけてやるよ!!」
そう言ったさ。ただの、売り言葉に買い言葉だけどね。
たけだくんわらったね。
信じたのか、信じなかったのか、は、わからないけどさ。
ねえ、たけだくん。
今、あたしは、
作家になっています。
あれだけ願った、作家業に、どうにか、足を踏み入れています。
出版社のある、東京のとある駅に降りるたび
すぐそばに、ほんとうに運命みたいにすぐそばに、
あなたの通う、医科大が見えます。
あなたはまだ、あたしの言葉を覚えているでしょうか。
飲み会の席の、あんな勢いだけの、言葉を。
あたし、貴方に、本を贈りたいです。
あなた、あたしの本を見て。
「マジかよ」
なんて。
笑ってくれるかしら。
たとえば恋をするように
2006年11月15日 小説 たとえば恋をするように
小説を書きたいと
思ったことはないのです。
恋をするように小説を書くのなら
わたしのカタコイは
ずっとずっと続いていてるような そんな気さえするのです。
たとえば心の底から願うなら
小説を書くように恋をしたい。
いつまでも
恋い焦がれ
追い求め
満足せず
よりよき未来を描くように。
小説を書くように恋がしたい。
物を書くことを愛するように
たった一人を愛せたらいいのに。
小説を書きたいと
思ったことはないのです。
恋をするように小説を書くのなら
わたしのカタコイは
ずっとずっと続いていてるような そんな気さえするのです。
たとえば心の底から願うなら
小説を書くように恋をしたい。
いつまでも
恋い焦がれ
追い求め
満足せず
よりよき未来を描くように。
小説を書くように恋がしたい。
物を書くことを愛するように
たった一人を愛せたらいいのに。
久々に詩ですよん。
2006年10月30日『恋敵と書いてライバルと読むのです』
あたし今恋をしている。
あたし今にっくき恋敵が居る。
あたしの好きな人、綺麗な目をして砂まみれになる。ズボンの後ろで手を拭く癖がある。職業病。
グラウンドかけまわる。かけ声が意味不明。日本語ですらない!
あたしの好きな人のことが好きな女、クラスメイトの髪の長い美人。
「あれってさぁ守ってこー、って言ってるんだよ。知ってた?」
知らないよ。ていうか聞こえないよ!
そういうこと訳知り顔で言う女。ほんと死んで欲しい。
でも恋敵にはならない。
敵わない。絶対。
あたしの好きな人。
右肩持ち上げてほっぺたの汗拭う。
青いハンカチなんて持ってない。でもあたしの王子様。
つばのある帽子触ってサイン出す。
でもあたしなんにもわからん!
レフトってなんだ!
ライトってなんだ!!
右と左だ! それってどっちから見てだ!
ファウルって何だ! 2回目までストライクだったのに三回目で突然ボールになった! どうしてだ!!
絶対ルールなんか覚えん、絶対楽しいなんて思えん!!
あたしの好きな人が主将やり出してから
あたしの周りの女は 野球好きが多くなった。
あたしは絶対そんなんにならん。
あたしは絶対そんなんにならん。
あんたらみんな女失格や。
あそこにおるのは にっくき恋敵やよ。
熱い砂漠に立ち上り
一夏の間に幾億もの青春男子を喰らい尽くす
それはそれは美しい女神ねんぞ
惚れたらいかん。
絶対に。好きになんかなれん。
満員の歓声も、ブラスバンドの煩いラッパも、応援団のかけ声もチアリーダーのポンポンもその辺でビール飲んでる選手のお父さんも大嫌いだ!! マウンドの上でたった一人で立つあの人をそれでも一番美しいと思ってしまう自分なんて大嫌いだ!!
あと一球。
あと一球。まだ続く。夏よ、まだ続くのか。
(高く打ち上がる、音)
ああ、あの人の。あの人の夏が終わる。
夏の女神に盛大に振られたあの人は。
きっと今宵、彼女のために泣くだろう。
あたし今恋をしている。
あたし今にっくき恋敵が居る。
心奪って喰らい尽くして、そうして気まぐれに少年を捨てられる女神なんかに。
神様あたしは、勝ち目があるのでしょうか。
あたし今恋をしている。
あたし今にっくき恋敵が居る。
あたしの好きな人、綺麗な目をして砂まみれになる。ズボンの後ろで手を拭く癖がある。職業病。
グラウンドかけまわる。かけ声が意味不明。日本語ですらない!
あたしの好きな人のことが好きな女、クラスメイトの髪の長い美人。
「あれってさぁ守ってこー、って言ってるんだよ。知ってた?」
知らないよ。ていうか聞こえないよ!
そういうこと訳知り顔で言う女。ほんと死んで欲しい。
でも恋敵にはならない。
敵わない。絶対。
あたしの好きな人。
右肩持ち上げてほっぺたの汗拭う。
青いハンカチなんて持ってない。でもあたしの王子様。
つばのある帽子触ってサイン出す。
でもあたしなんにもわからん!
レフトってなんだ!
ライトってなんだ!!
右と左だ! それってどっちから見てだ!
ファウルって何だ! 2回目までストライクだったのに三回目で突然ボールになった! どうしてだ!!
絶対ルールなんか覚えん、絶対楽しいなんて思えん!!
あたしの好きな人が主将やり出してから
あたしの周りの女は 野球好きが多くなった。
あたしは絶対そんなんにならん。
あたしは絶対そんなんにならん。
あんたらみんな女失格や。
あそこにおるのは にっくき恋敵やよ。
熱い砂漠に立ち上り
一夏の間に幾億もの青春男子を喰らい尽くす
それはそれは美しい女神ねんぞ
惚れたらいかん。
絶対に。好きになんかなれん。
満員の歓声も、ブラスバンドの煩いラッパも、応援団のかけ声もチアリーダーのポンポンもその辺でビール飲んでる選手のお父さんも大嫌いだ!! マウンドの上でたった一人で立つあの人をそれでも一番美しいと思ってしまう自分なんて大嫌いだ!!
あと一球。
あと一球。まだ続く。夏よ、まだ続くのか。
(高く打ち上がる、音)
ああ、あの人の。あの人の夏が終わる。
夏の女神に盛大に振られたあの人は。
きっと今宵、彼女のために泣くだろう。
あたし今恋をしている。
あたし今にっくき恋敵が居る。
心奪って喰らい尽くして、そうして気まぐれに少年を捨てられる女神なんかに。
神様あたしは、勝ち目があるのでしょうか。
ありがとうございます。
2006年10月14日 ばたばたしていたのとこちらの扱いを考えあぐねていて書くのが遅くなりました。
まあばれているのはばれているものとしてきにせずかいていこうかなと思う。足跡もうやめようかな……。
忙しかったです。いつも忙しいんだけどね(笑)
全然落ち着きません。
とりあえずあとは秘密にて。
まあばれているのはばれているものとしてきにせずかいていこうかなと思う。足跡もうやめようかな……。
忙しかったです。いつも忙しいんだけどね(笑)
全然落ち着きません。
とりあえずあとは秘密にて。
なかったことにして。
2006年9月17日コメント (2) 知人にここがばれつつあるのはわかっているのだが
こう、何事もなかったかのような顔をお互いしつづけようと勝手に心がけている。ええ、私がひとりで勝手に(笑)
そういうこともあるわよねってかんじでひとつ(何がひとつなのか
最近は空中に噛みつくような日々を送っています。
「君は絶対大丈夫」だなんて無責任なこと言って欲しくないし
「まあ駄目で元々だよ」なんて酷い! と思う日々。
つまりは我が侭だ。よくわかっているのですが……。
走りたいけれどどこに走る道が正しいのかわからなくて結局地団駄を踏んでる。それが一番正解に近いんだろうな。
走りたい。
走りたいんだ。
こう、何事もなかったかのような顔をお互いしつづけようと勝手に心がけている。ええ、私がひとりで勝手に(笑)
そういうこともあるわよねってかんじでひとつ(何がひとつなのか
最近は空中に噛みつくような日々を送っています。
「君は絶対大丈夫」だなんて無責任なこと言って欲しくないし
「まあ駄目で元々だよ」なんて酷い! と思う日々。
つまりは我が侭だ。よくわかっているのですが……。
走りたいけれどどこに走る道が正しいのかわからなくて結局地団駄を踏んでる。それが一番正解に近いんだろうな。
走りたい。
走りたいんだ。
ろくでもない僕らは。
2006年8月28日 雑記 コメント (2) つい最近「お前の周りはろくなのいないな」的なことを言われましてああその通りだよと返したんですが、別にそんなにろくでなしばっかりじゃないし私知り合い多いから、ろくでもある人だってたくさんいて、まあ、しかし「ろくでなし話」のストックを聞いているともうなんか私の周りは終わってるんだけど。(何もはじまっていないけどね)
正直私もろくでなしだけど、そういう話がごろごろでてくるというのは、ろくでもないことが自然だと思えるほど悟りを開いてはいないのだった。だからいちいちろくでもない場面に出くわすと歯ぎしりをしたくなる、のは同族嫌悪と、それなりに、私は自分に厳しいからだと思うんだけど。
みんなよい子だと思うが。それとろくでなし過ぎて頭にくるというのは全く別の次元。ろくでなしな部分に自分を見るから。それでいて捨てられもしないし嫌いにもなれないのは、そういう自分はここに確かにいるからなんだと思う。
でも、自分を律するように他人を律することは私にはムリなのだった。ろくでもない人たちは確かに私を好きになってくれるけれど、そういう人達に必要なのは多分私のような人間ではないのだった。もっときっと、と思う。
同じマンションにいた私より若い女の子を思い出す。半端な同情で仲良くなってはいけないよと母に言われていた。多分、私にはあの子だって救えなかった。
正直私もろくでなしだけど、そういう話がごろごろでてくるというのは、ろくでもないことが自然だと思えるほど悟りを開いてはいないのだった。だからいちいちろくでもない場面に出くわすと歯ぎしりをしたくなる、のは同族嫌悪と、それなりに、私は自分に厳しいからだと思うんだけど。
みんなよい子だと思うが。それとろくでなし過ぎて頭にくるというのは全く別の次元。ろくでなしな部分に自分を見るから。それでいて捨てられもしないし嫌いにもなれないのは、そういう自分はここに確かにいるからなんだと思う。
でも、自分を律するように他人を律することは私にはムリなのだった。ろくでもない人たちは確かに私を好きになってくれるけれど、そういう人達に必要なのは多分私のような人間ではないのだった。もっときっと、と思う。
同じマンションにいた私より若い女の子を思い出す。半端な同情で仲良くなってはいけないよと母に言われていた。多分、私にはあの子だって救えなかった。
いろんなことが毎日起きて、パソコンをつける暇がなかなかありません。もちろん小康状態なものも結構あって、少し夏ばて気味です。
身体の調子も少し悪いので、落ち着いたら、病院にいく予定。
困ったことがあります。
些細な人間関係ですが。
私は怒るべき? と思うことが所々にあります。
なんとなく感情をもてあましています。
怒っても良いし
拗ねて斜に構えても良いし
憤ったって良い
そう思います。
思うけどでも、
流れる水みたいに静かに目をそらす事も出来る
そう思います。
怒っても仕方がない。
憤っても仕方がない。
たとえば誰かが私のために怒ってくれるかもしれないけれど。
確かに私の周りにいる人はちょっと非道いかもしれないけれど。
痛みはさほどでもないのです。
むしろ、なんというか、誰かがそうやって暴れる、それは
その子自身が可哀想だと思います。
私は悪くないのです。
私は全く悪くないので。
良い物にしかなれないのは、胸が詰まるなと
少し思います。
身体の調子も少し悪いので、落ち着いたら、病院にいく予定。
困ったことがあります。
些細な人間関係ですが。
私は怒るべき? と思うことが所々にあります。
なんとなく感情をもてあましています。
怒っても良いし
拗ねて斜に構えても良いし
憤ったって良い
そう思います。
思うけどでも、
流れる水みたいに静かに目をそらす事も出来る
そう思います。
怒っても仕方がない。
憤っても仕方がない。
たとえば誰かが私のために怒ってくれるかもしれないけれど。
確かに私の周りにいる人はちょっと非道いかもしれないけれど。
痛みはさほどでもないのです。
むしろ、なんというか、誰かがそうやって暴れる、それは
その子自身が可哀想だと思います。
私は悪くないのです。
私は全く悪くないので。
良い物にしかなれないのは、胸が詰まるなと
少し思います。
ひさしぶりに詩を書こうじゃまいか
2006年8月3日 かぞくとそれから「悪友」
セフレしか持てない悪友がさ。
酒を飲みながら言うねんて。
「ウチもダーリン欲しいわぁ」
あたしそれを鼻で笑うんよ。
あんたが欲しいのは、〈財布〉って書いて〈ダーリン〉て呼ぶ、そういう生き物やろ。
股開いてあんあんいってりゃすぐ終わる か。
それであんたは何が欲しいんか。金か。そう尋ねたら。
「好きな男なんて何一つおらんけど」とあんたは言う。
「誰かが強く抱きしめてくれてウチんこと撫でてくれるんなら。抱かれることくらいしてやるわ」
あたしはあんたの生き方が、人の愛し方が、ちょっぴりさみしいとは思うけど
さほどに絶望的やとは 思わんねん。
そう言うあんたが、さほどまちがっとるとは、思わんのよ。
結婚はしないとあんたは言う。
父親という生き物をもうつくりたくないとあんたは言う。
小学校の頃におとんに殴られて
おかんと一緒にこわい家から逃げたあんたは私の悪くて古い友達。
昔の「あいつ」の乗っていたのと同じ車種の車をみるたびに
胃の中のもん全部吐いてしまうあんたは
男を信じられんというのは
ほどなく順当やとあたしは思う。
でもねえ、あんた。 そんなセフレばっかつくって。子供できたらどうするんよ。
騒がしい飲み屋で酒の勢いでそう聞いたら。
避妊はしとるけど、という前置きのあとに。
「絶対産むわ」
とあんたは言う。
「子供ができたら絶対産む。その子はウチの子や。男になんてやらん。ウチがひとりで育てる」
水滴がにじむコップをしきりにおしぼりでぬぐいながら。
まるで素面みたいにあんたは言う。
「絶対ウチは産むわ。そんで、一生掛けてその子を愛するわ」
ねえ。
セフレしかもったことのない酒癖の悪い悪友よ。
あたしはあんたが
不幸やとはそんなに思わん。
勉強は何一つできんかったけど
金だけは大好きで、天才的に簿記が出来たあんた。
あんたは死ぬ気で金を稼ぎながら
いつか子供を抱く日を待っている
きっと 一生をかけて 心を傾けることができる そんな 何かを
腕に抱くために、あんたは今がむしゃらにやっている。
ハッピーエンドやと、いいと思う。
あんたは天国にはちょっといけるかわからんけど。
現世で、きっと、笑って死ねるといいと
あたしは思うよ。
セフレしか持てない悪友がさ。
酒を飲みながら言うねんて。
「ウチもダーリン欲しいわぁ」
あたしそれを鼻で笑うんよ。
あんたが欲しいのは、〈財布〉って書いて〈ダーリン〉て呼ぶ、そういう生き物やろ。
股開いてあんあんいってりゃすぐ終わる か。
それであんたは何が欲しいんか。金か。そう尋ねたら。
「好きな男なんて何一つおらんけど」とあんたは言う。
「誰かが強く抱きしめてくれてウチんこと撫でてくれるんなら。抱かれることくらいしてやるわ」
あたしはあんたの生き方が、人の愛し方が、ちょっぴりさみしいとは思うけど
さほどに絶望的やとは 思わんねん。
そう言うあんたが、さほどまちがっとるとは、思わんのよ。
結婚はしないとあんたは言う。
父親という生き物をもうつくりたくないとあんたは言う。
小学校の頃におとんに殴られて
おかんと一緒にこわい家から逃げたあんたは私の悪くて古い友達。
昔の「あいつ」の乗っていたのと同じ車種の車をみるたびに
胃の中のもん全部吐いてしまうあんたは
男を信じられんというのは
ほどなく順当やとあたしは思う。
でもねえ、あんた。 そんなセフレばっかつくって。子供できたらどうするんよ。
騒がしい飲み屋で酒の勢いでそう聞いたら。
避妊はしとるけど、という前置きのあとに。
「絶対産むわ」
とあんたは言う。
「子供ができたら絶対産む。その子はウチの子や。男になんてやらん。ウチがひとりで育てる」
水滴がにじむコップをしきりにおしぼりでぬぐいながら。
まるで素面みたいにあんたは言う。
「絶対ウチは産むわ。そんで、一生掛けてその子を愛するわ」
ねえ。
セフレしかもったことのない酒癖の悪い悪友よ。
あたしはあんたが
不幸やとはそんなに思わん。
勉強は何一つできんかったけど
金だけは大好きで、天才的に簿記が出来たあんた。
あんたは死ぬ気で金を稼ぎながら
いつか子供を抱く日を待っている
きっと 一生をかけて 心を傾けることができる そんな 何かを
腕に抱くために、あんたは今がむしゃらにやっている。
ハッピーエンドやと、いいと思う。
あんたは天国にはちょっといけるかわからんけど。
現世で、きっと、笑って死ねるといいと
あたしは思うよ。
胸が痛む
2006年7月31日 胸にできた傷跡が痛む。
ずいぶん前の古傷の癖に、じくじくと痛む。
理由を探す。多分泣かなかったせいだ、と結論づける。
痛みつけた誰かが私を痛めつけた時に、私は声をあげて泣くべきだった。
いたい。
そう言って泣くべきだった。
でも知らない顔をしたから、今になっても膿んでいるんだ。
身体のどっかについた傷は、今ではもう何も痛くはない。
時折兄が見咎めて
「これはひどいな」とぽつりと呟いた。
どこまでわかっているのか。
兄妹で同情しあうわけにはいかないから。
何事もなかったかのように、互いの傷跡はみなかったことにする。
それにしても胸が痛い。
もはや古い傷と言ってもいいでしょうに。
でも痛がっていいはずがない。
プライドがあるからね。
そんな食えない物と思うけど。
食えないものさえ持てなくなったら、生きてる意味なんてないんだ。
傷跡は勲章にすることにしている。胸の傷は特に。
ずいぶん前の古傷の癖に、じくじくと痛む。
理由を探す。多分泣かなかったせいだ、と結論づける。
痛みつけた誰かが私を痛めつけた時に、私は声をあげて泣くべきだった。
いたい。
そう言って泣くべきだった。
でも知らない顔をしたから、今になっても膿んでいるんだ。
身体のどっかについた傷は、今ではもう何も痛くはない。
時折兄が見咎めて
「これはひどいな」とぽつりと呟いた。
どこまでわかっているのか。
兄妹で同情しあうわけにはいかないから。
何事もなかったかのように、互いの傷跡はみなかったことにする。
それにしても胸が痛い。
もはや古い傷と言ってもいいでしょうに。
でも痛がっていいはずがない。
プライドがあるからね。
そんな食えない物と思うけど。
食えないものさえ持てなくなったら、生きてる意味なんてないんだ。
傷跡は勲章にすることにしている。胸の傷は特に。
足の爪の色を落とした。
薔薇の香りのするリムーバーで。
まっさらになった足下を見て
やっぱりこれが一番きれいだなと思う。
そのくせ足の爪を塗るのは
(手の爪が塗れないという理由もある。
それは簡単な種明かし。子供のように爪を噛む癖があるから)
単に色のつく
場所だから。
「もうあたし駄目かもしらん」
なんて
情けない事を言って
帰ってから すぐ後に
キリン堂でマニキュア買って
足の指を塗った。
どぎつい赤で。
つまり気合いの入れ方だった。
装甲だった。
昔から、爪にきつい色をつけるようなおばさんが大嫌いだった。
ぜったいならないと思ってた。
けど、今。足のつめを真っ赤にして。
強かに、年をとろうと思った。
薔薇の香りのするリムーバーで。
まっさらになった足下を見て
やっぱりこれが一番きれいだなと思う。
そのくせ足の爪を塗るのは
(手の爪が塗れないという理由もある。
それは簡単な種明かし。子供のように爪を噛む癖があるから)
単に色のつく
場所だから。
「もうあたし駄目かもしらん」
なんて
情けない事を言って
帰ってから すぐ後に
キリン堂でマニキュア買って
足の指を塗った。
どぎつい赤で。
つまり気合いの入れ方だった。
装甲だった。
昔から、爪にきつい色をつけるようなおばさんが大嫌いだった。
ぜったいならないと思ってた。
けど、今。足のつめを真っ赤にして。
強かに、年をとろうと思った。
悪いともだちがいる。
小学校からの付き合い。私がこっちに越してきて、初めて学校で名指しをされた子。
どんくらい悪いかっていうと。
一番最初の名指しが
「あの子嫌な子だから近寄らない方がいいよ」
というクラスメイトからの忠告だったっつう。
いや今は良い子です。良い子になった。15年かけて良い子んなった。
でも未だに悪いともだち。影響されることはないからいいけど。
「このネックレスさー」
飲み屋で首からドラゴンボールみたいなの下げて(大玉ネックレスがはやりっつってね)その奥の十字架の可愛いネックレス下げて
「ばあちゃんからもらってん」
お年玉の変わりなんだと悪い友達は言った。
働きはじめたらお金もらえんし。その変わりなんだと。
「一回無くしてん」
へぇ。
「ちょう凹んでさー。ばあちゃんち言いに言ったわ」
悪い友達のくせに時々こういう可愛いこと言う。
ばあちゃん、なんて?
「カレーうどんおごってくれた(笑)」
なんてことない話だが。
なんだか非常にイイハナシに思えたので。
思い出しながら。
今日のお昼はカレーうどんくったよ。
小学校からの付き合い。私がこっちに越してきて、初めて学校で名指しをされた子。
どんくらい悪いかっていうと。
一番最初の名指しが
「あの子嫌な子だから近寄らない方がいいよ」
というクラスメイトからの忠告だったっつう。
いや今は良い子です。良い子になった。15年かけて良い子んなった。
でも未だに悪いともだち。影響されることはないからいいけど。
「このネックレスさー」
飲み屋で首からドラゴンボールみたいなの下げて(大玉ネックレスがはやりっつってね)その奥の十字架の可愛いネックレス下げて
「ばあちゃんからもらってん」
お年玉の変わりなんだと悪い友達は言った。
働きはじめたらお金もらえんし。その変わりなんだと。
「一回無くしてん」
へぇ。
「ちょう凹んでさー。ばあちゃんち言いに言ったわ」
悪い友達のくせに時々こういう可愛いこと言う。
ばあちゃん、なんて?
「カレーうどんおごってくれた(笑)」
なんてことない話だが。
なんだか非常にイイハナシに思えたので。
思い出しながら。
今日のお昼はカレーうどんくったよ。
苔むし黒ずんだ石段に、小さく白い蛾が舞っていた。
その美しさをなん時でも眺めていられる、香枝子はそんな子供だった。
夏の初めだった。そうでなくても、雨の多い土地柄だった。霧のような雨が濃い緑の先に滴っていた。水を含んだ香枝子の髪の毛先は重く、サンダルのつま先にのぞく足指が濡れていた。晴れれば良いのに、と香枝子は思わない。香枝子にとって、雨はいつか上がってしまうものだった。そして晴れ間はじきに曇ってしまうものだった。そういうものだと思っていたから、特に感慨も望みもなかった。
遠くで水の跳ねる音がした。水が意志持ちたわむれることはないから、それは魚のはねる音であったのかもしれないが、はねるものは魚だけとも限らないから、やはり香枝子にとっては水のはねる音だった。水源をさがすように香枝子は首を曲げた。そのくせ、地ではなく中空を見上げた。
香枝子にとっては、水は地だけを這うものではなかった。
///////////
今書きたい小説の冒頭。全部暫定。必死に断片集めをしているけれども、なかなか。なかなか。
今日カラオケで見たとあるPVに出てた少女が主人公にぴたりと合っていてそうか! と目から鱗が落ちた。またこれも一つのピース。
あんまりこういう断片を公開するのは私は向いてはいないんだけど。書けるといいなあ。この話。
その美しさをなん時でも眺めていられる、香枝子はそんな子供だった。
夏の初めだった。そうでなくても、雨の多い土地柄だった。霧のような雨が濃い緑の先に滴っていた。水を含んだ香枝子の髪の毛先は重く、サンダルのつま先にのぞく足指が濡れていた。晴れれば良いのに、と香枝子は思わない。香枝子にとって、雨はいつか上がってしまうものだった。そして晴れ間はじきに曇ってしまうものだった。そういうものだと思っていたから、特に感慨も望みもなかった。
遠くで水の跳ねる音がした。水が意志持ちたわむれることはないから、それは魚のはねる音であったのかもしれないが、はねるものは魚だけとも限らないから、やはり香枝子にとっては水のはねる音だった。水源をさがすように香枝子は首を曲げた。そのくせ、地ではなく中空を見上げた。
香枝子にとっては、水は地だけを這うものではなかった。
///////////
今書きたい小説の冒頭。全部暫定。必死に断片集めをしているけれども、なかなか。なかなか。
今日カラオケで見たとあるPVに出てた少女が主人公にぴたりと合っていてそうか! と目から鱗が落ちた。またこれも一つのピース。
あんまりこういう断片を公開するのは私は向いてはいないんだけど。書けるといいなあ。この話。
土砂降りの雨の中
隣の県では大雨洪水警報出てるっていうのに
雨のバス停で深夜の1時に一時間もぼうっとしてた。
あたし何がしたかってんろう。
手の先でコンビニの袋が揺れていた。
ポテトチップス一袋とチョコレート一箱
ミネラルウォーターのペットボトルと
ウィスキーの瓶。
相変わらず恋なんてクソやなとしか思えない。
雨の中で旦那様からのメールを待ったりしてる。
待ってるっていっても。
来てるんだどねメール。
向こうで楽しそうにしてやがる。旦那様のおうちで旦那様のお仲間と飲み会ね。
呼んで欲しいわけじゃないんですよ。
邪魔したいわけじゃないんですよ。
じゃあこのコンビニ袋の中身は何だと自分に問いたい。
いやちょっと
いやちょっとね
昼寝がすぎて夜眠れんくなって
散歩に出てみただけねん。
この雨の中か。
馬鹿かあたしは。
常々あたし理不尽に感じてるのだが
片思いってのは 会えると嬉しい っていうので
両思いってのは 会えないと寂しい ってことだということ。
なんやねん!(以下略
一時間雨の中で「お前も来る?」ってメールを待ちながら
新作の小説の話ずっと考えてた。
絶対雨の話にしようと思いながら。
考えてた。
だから全然無駄ではないのですよ旦那様。
とても有意義な散歩でしたのよ旦那様。
だからあんたの家のいっちゃん近くのバス停で
一時間も待ったことなんて
死ぬまで言ってやらんから。
というわけで一人酒。
とても寂しいことですが。
あたし一人酒、結構好きよ。
今夜は良い夢みれますように。
隣の県では大雨洪水警報出てるっていうのに
雨のバス停で深夜の1時に一時間もぼうっとしてた。
あたし何がしたかってんろう。
手の先でコンビニの袋が揺れていた。
ポテトチップス一袋とチョコレート一箱
ミネラルウォーターのペットボトルと
ウィスキーの瓶。
相変わらず恋なんてクソやなとしか思えない。
雨の中で旦那様からのメールを待ったりしてる。
待ってるっていっても。
来てるんだどねメール。
向こうで楽しそうにしてやがる。旦那様のおうちで旦那様のお仲間と飲み会ね。
呼んで欲しいわけじゃないんですよ。
邪魔したいわけじゃないんですよ。
じゃあこのコンビニ袋の中身は何だと自分に問いたい。
いやちょっと
いやちょっとね
昼寝がすぎて夜眠れんくなって
散歩に出てみただけねん。
この雨の中か。
馬鹿かあたしは。
常々あたし理不尽に感じてるのだが
片思いってのは 会えると嬉しい っていうので
両思いってのは 会えないと寂しい ってことだということ。
なんやねん!(以下略
一時間雨の中で「お前も来る?」ってメールを待ちながら
新作の小説の話ずっと考えてた。
絶対雨の話にしようと思いながら。
考えてた。
だから全然無駄ではないのですよ旦那様。
とても有意義な散歩でしたのよ旦那様。
だからあんたの家のいっちゃん近くのバス停で
一時間も待ったことなんて
死ぬまで言ってやらんから。
というわけで一人酒。
とても寂しいことですが。
あたし一人酒、結構好きよ。
今夜は良い夢みれますように。
小説を書くっていうことが頭の中でぐるぐるしてるんだ。
2006年7月14日コメント (3) ひとりでバーゲンなんて見ていると決まってろくでもないことを考える。欲しかったり欲しくなかったりするものを身ながら頭の奥が刺激される。もうやめちゃおっかな。
そう考えてわーっと泣きたくなる。世界でひとりきりになったみたいに絶望的な気分になる。泣くくらいなら、と思う。泣くくらいなら、やめんなと思う。これまでこんなにがんばってきたじゃないか。ろくでもないものしか書けなかったかもしれない。でも、誰よりがんばったよ。誰より必死だったよ。これだけ魂をこめてきたんだ。何もかも全部無駄だったなんてことが、あるか。
理屈もわかるし、多分本当のこと、もしっている。
なのになんでか涙が止まらない感じになるんです。
そういう時は恋も神様もクソだって気分になる。
クソ、どうか
殴って壊れる脳細胞みたいに
あんまカンタンに死なないで。
私の感性。そしてたましい。
そう考えてわーっと泣きたくなる。世界でひとりきりになったみたいに絶望的な気分になる。泣くくらいなら、と思う。泣くくらいなら、やめんなと思う。これまでこんなにがんばってきたじゃないか。ろくでもないものしか書けなかったかもしれない。でも、誰よりがんばったよ。誰より必死だったよ。これだけ魂をこめてきたんだ。何もかも全部無駄だったなんてことが、あるか。
理屈もわかるし、多分本当のこと、もしっている。
なのになんでか涙が止まらない感じになるんです。
そういう時は恋も神様もクソだって気分になる。
クソ、どうか
殴って壊れる脳細胞みたいに
あんまカンタンに死なないで。
私の感性。そしてたましい。
どこかで誰かが呟いた
「痛い」
それは大事なことだから
急いで口を閉じなさい。
声と成って空気に溶けてしまわないうちに。
渇きに水を飲むように
痛みに薬を投与する 貴方
見失わないで
それはとても大切なものです。
歯が抜け替わる時に痛みはありましたか
背骨が軋んで眠れない夜がありましたか
貴方は覚えていないでしょうが
初めて二本の足で立った時は 痛かったのです
初めて息をした時は 痛かったのです
生まれてくることは 痛かったのです
生きている
ということは
痛い
ことなのです
死んだ方がマシですか
痛みに負けることが死ぬことです
遠い昔から
死ぬことは
一番 痛い ことであるべきなのです
「痛い」
ほら 急いで口を閉じて。
痛いということは 生きていることです
それはあなたの 進化の痛みなのです。
「痛い」
それは大事なことだから
急いで口を閉じなさい。
声と成って空気に溶けてしまわないうちに。
渇きに水を飲むように
痛みに薬を投与する 貴方
見失わないで
それはとても大切なものです。
歯が抜け替わる時に痛みはありましたか
背骨が軋んで眠れない夜がありましたか
貴方は覚えていないでしょうが
初めて二本の足で立った時は 痛かったのです
初めて息をした時は 痛かったのです
生まれてくることは 痛かったのです
生きている
ということは
痛い
ことなのです
死んだ方がマシですか
痛みに負けることが死ぬことです
遠い昔から
死ぬことは
一番 痛い ことであるべきなのです
「痛い」
ほら 急いで口を閉じて。
痛いということは 生きていることです
それはあなたの 進化の痛みなのです。
付き合ってる人がいる。
彼氏というやつ。
でも、彼氏っていう言い方はすごい微妙な気持ちになるので、ここは旦那様という表記をしておく。これ、惚気とか甘い話じゃなくて、98%嫌味だ。あと2%くらいは糖分かもしらん。
この旦那様、先日ずらっと何人かの書いた小説を読んで。「こいつのが一番面白かった」と、誰か一人を指して下さった。
旦那様その人は。
おわかりかと思いますが、私の友達で付き合いはじめてあなたに紹介した、私の友達で旦那様甘い顔なんかしちゃったりしてお熱あげてわたくしから旦那様をとっていこうとそれこそ雌猫みたいな真似しちゃいそうな位ラブビームな
私のお友達の書いた小説ですよ。
ちなみにごくごく当たり前のごとく言うとその隣に並んだ私の小説には旦那様ざっと悪い点を述べて下さった。
ええと。
旦那様。
くそくらえでしてよ。
むかーし。もうむかーしの話。どれくらい昔かっちゅうと月が一回満月になって欠けちまってまた満月になるくらい。(けっこう最近だなそれ
私旦那様のそういう所がとっても嫌だったのでありました。
なんといいますか。
私以外の人の小説をお誉めになるのが。
タイヘンタイヘン腹がたったのでございました。
が。
今はもう別に。鼻で笑ってくそくらえよと思うわけです。
くそくらえ。お前に媚びるようになったらうちの小説もうおわりや。
誰の下にも下らん。あたしが下るのは。ひれふすんは。
あたしの書く物心から愛してる人の前だけやよ。
だから私は今日も書くのだ。明日私が書いたものを、旦那様は「駄作」とおっしゃるかもしれん。
くそくらえ。
明後日私が書いたものを、旦那様は「名作」とおっしゃるかもしれん。
それこそくそくらえ!
ばっかくさい。私は旦那様の事は大好きですが。
旦那様のために小説を書いたことはなにひとつないのです。
旦那様も私の小説に惚れたわけではありますまい。
ただ、私の小説を書く魂に魅せられただけでしょう。
彼氏というやつ。
でも、彼氏っていう言い方はすごい微妙な気持ちになるので、ここは旦那様という表記をしておく。これ、惚気とか甘い話じゃなくて、98%嫌味だ。あと2%くらいは糖分かもしらん。
この旦那様、先日ずらっと何人かの書いた小説を読んで。「こいつのが一番面白かった」と、誰か一人を指して下さった。
旦那様その人は。
おわかりかと思いますが、私の友達で付き合いはじめてあなたに紹介した、私の友達で旦那様甘い顔なんかしちゃったりしてお熱あげてわたくしから旦那様をとっていこうとそれこそ雌猫みたいな真似しちゃいそうな位ラブビームな
私のお友達の書いた小説ですよ。
ちなみにごくごく当たり前のごとく言うとその隣に並んだ私の小説には旦那様ざっと悪い点を述べて下さった。
ええと。
旦那様。
くそくらえでしてよ。
むかーし。もうむかーしの話。どれくらい昔かっちゅうと月が一回満月になって欠けちまってまた満月になるくらい。(けっこう最近だなそれ
私旦那様のそういう所がとっても嫌だったのでありました。
なんといいますか。
私以外の人の小説をお誉めになるのが。
タイヘンタイヘン腹がたったのでございました。
が。
今はもう別に。鼻で笑ってくそくらえよと思うわけです。
くそくらえ。お前に媚びるようになったらうちの小説もうおわりや。
誰の下にも下らん。あたしが下るのは。ひれふすんは。
あたしの書く物心から愛してる人の前だけやよ。
だから私は今日も書くのだ。明日私が書いたものを、旦那様は「駄作」とおっしゃるかもしれん。
くそくらえ。
明後日私が書いたものを、旦那様は「名作」とおっしゃるかもしれん。
それこそくそくらえ!
ばっかくさい。私は旦那様の事は大好きですが。
旦那様のために小説を書いたことはなにひとつないのです。
旦那様も私の小説に惚れたわけではありますまい。
ただ、私の小説を書く魂に魅せられただけでしょう。
朝っぱらから一人暮らししてる後輩がめそめそと「ムカデに刺されたんです親に言ったらすぐ病院行けっていわれて。どこいったらいいでしょうか」みたい電話で起こされる。
ちょっとまて折り返し電話するからと言っておかーさん土曜だから普通に病院やっとるよねムカデって内科でいいよねって言ったら
「なんであんたの友達とか後輩はいっつもそうやって問題おこすん!」
といわれる。いあいあいあいあ……(笑)だって……(笑)
まあ言いたくなる気持ちもわかる。これまで親に知り合い事(しかも警察事)で相談すること3件。その他法律関係だともう何件かわからない。
おかんその道の人やで、頼りにしちゃうわけだが、おかんにしてみりゃあんたの周りはいつもいつも……といった所(笑)
でもねでもねおかん
ほらこの子なんてね
朝一で一番に困ってあたしにいっちゃん先に電話かけてくるんし。
かわいいやん。
なんとかしてやらんなんやーって
おもうやん。
……おもわんよね(笑)てかわからんよね(笑)
まあそうよね。
生きるか死ぬかの境目になってぎりぎりに「どうしたらいいの」って電話もらうの、おかんも一緒やもんな(笑)
なんでかっつうとなあ
これはな
おかんに似てんわ(笑)
ちょっとまて折り返し電話するからと言っておかーさん土曜だから普通に病院やっとるよねムカデって内科でいいよねって言ったら
「なんであんたの友達とか後輩はいっつもそうやって問題おこすん!」
といわれる。いあいあいあいあ……(笑)だって……(笑)
まあ言いたくなる気持ちもわかる。これまで親に知り合い事(しかも警察事)で相談すること3件。その他法律関係だともう何件かわからない。
おかんその道の人やで、頼りにしちゃうわけだが、おかんにしてみりゃあんたの周りはいつもいつも……といった所(笑)
でもねでもねおかん
ほらこの子なんてね
朝一で一番に困ってあたしにいっちゃん先に電話かけてくるんし。
かわいいやん。
なんとかしてやらんなんやーって
おもうやん。
……おもわんよね(笑)てかわからんよね(笑)
まあそうよね。
生きるか死ぬかの境目になってぎりぎりに「どうしたらいいの」って電話もらうの、おかんも一緒やもんな(笑)
なんでかっつうとなあ
これはな
おかんに似てんわ(笑)
あたしあんたがすきやって
2006年7月7日 すきなひと あたしあんたが好きやって
好きやって
惚れとるって
それこそ一等惚れとるって
だからそんな子ウサギみたいな哀しい顔すんな、な?
一緒にいきてこうっておもとって。
ずっとや。
ずっとずっとやよ。
だからな、だからな。
あんましあたしの時間を食べて生きんなや。
あたしもな。
あんたの時間を食べて生きるんは
嫌なんよ。
二人で生きるねんよ。
二人で一緒に生きるねんよ。
二人で生きるってことはな
あんたのもんはあんたのもんで
あたしのもんは あたしのもんっちゅうこった
いつか財布を一緒にすることあってもな。
あたしの時間はあんたのもんではないし
あんたの時間もあたしのもんじゃないわな。
ぐずぐずすんなや。
足引きずっとるあたしにあわせんなや。
走れや。
全力で走れや!
そしたらなんでか
その向こうっかわに
あたしがもうついとるで
ぎゅっとしたるで
走りやな。
そういうな、あたし、あんたが、すきやって。
好きやって
惚れとるって
それこそ一等惚れとるって
だからそんな子ウサギみたいな哀しい顔すんな、な?
一緒にいきてこうっておもとって。
ずっとや。
ずっとずっとやよ。
だからな、だからな。
あんましあたしの時間を食べて生きんなや。
あたしもな。
あんたの時間を食べて生きるんは
嫌なんよ。
二人で生きるねんよ。
二人で一緒に生きるねんよ。
二人で生きるってことはな
あんたのもんはあんたのもんで
あたしのもんは あたしのもんっちゅうこった
いつか財布を一緒にすることあってもな。
あたしの時間はあんたのもんではないし
あんたの時間もあたしのもんじゃないわな。
ぐずぐずすんなや。
足引きずっとるあたしにあわせんなや。
走れや。
全力で走れや!
そしたらなんでか
その向こうっかわに
あたしがもうついとるで
ぎゅっとしたるで
走りやな。
そういうな、あたし、あんたが、すきやって。